リサイクルには、
大きく分けて4つの方法があります
最近、『ISO取得』と書かれた看板を掲げた企業や、トラックをよく見かけます。
では、『ISO』とは何なのでしょう?
ISOは“国際標準化機構(International Oganizaition for Standardization)”の略称で、1947年に創立された民間国際機関です。
本部はスイスのジュネーブにあり、物やサービスの流通を促進するための国際的標準規格を作っています。
ISOで定められた規格は、多種にわたり様々です。
身近なところでは写真のフィルムにもISOで決められた規格が使われています。
「ISO100」や「ISO400」などと表示されているので、興味のある方はチェックしてみてください。
私たちの生活に多種において関わっているISO規格のなかでも、『品質管理及び品質保証の規格であり、製品そのものではなく、企業の品質保証体制についての要求事項を規定した国際規格』である「ISO9000シリーズ」と、『環境マネジメントシステムに関する国際規格』である「ISO14000シリーズ」は最近特に話題になっており、今後においてもさらに大きな影響力をもつことでしょう。
そのなかでも、「ISO14000シリーズ」は地球環境問題などの影響を受け、企業だけでなく市町村などの地方自治体も取得に向けての動きを取っています。
規格の分類 | 規格番号 | 規格名 | 規格の概要 |
---|---|---|---|
環境マネジメントシステム(ems) | 14001 | 仕様及び利用の手引き | 要求事項及び利用について |
14004 | 原則、システム及び支援技法の一般指針 | 14001の利用に際してのガイド | |
環境監査(ea) | 14010 | 一般原則 | 環境監査についての原則 |
14011 | 監査手順…環境マネジメントシステムの監査 | 監査の手順、方法 | |
14012 | 環境監査員のための資格基準 | 環境監査員の資格要件等 | |
19011 | 品質及び環境監査の指針 | 品質監査、環境監査に関する統合 | |
14015 | サイトアセスメント | サイトに関する評価 | |
環境ラベル(el) | 14020 | 一般原則 | el に関する一般原則 |
14021 | 自己宣言による環境主張…用語と定義 | 自己主張ラベルに関する用語と定義 | |
14024 | 第三者認証による原則と実施方法 | 第三者認証のel制度の実施機関ガイド | |
14025 | タイプⅲ…環境情報表示 | 第三者認証のel制度の実施機関ガイド | |
環境パフォーマンス評価(epe) | 14031 | 環境パフォーマンス評価の指針 | 自主的に環境側面に関するマネジメント結果を評価するガイド |
ライフサイクル アセスメント (lca) |
14040 | 原則及び枠組み | lcaに関する基本原則及び全体のガイド |
14041 | インベントリ分析 : 一般 | 製品に対するインベントリ分析の手順 | |
14042 | インパクト(影響)評価 | 製品の潜在的な環境影響の重要性を評価 | |
14043 | 解釈 | 得られた知見を統合するための手順 | |
14049 | インベントリ分析:特定 | ||
14050 | 用語と定義 | 14000シリーズにおける用語と定義を規定 |
『ISO14001』について
前記のとおり、さまざまなガイドライン(指針)が用意されている「ISO14000シリーズ」ですが、その中でも、特に知られているのが『ISO14001』でしょう。
では、『ISO14001』で定められた規格とはどういったものなのでしょう?
組織体は、ISOで定められたガイドラインを参考に、「14001」に適合した環境マネジメントシステム『EMS“Environmental Management System”』を構築・実行・維持します。
「ISO14001」で定められた規格はさまざまな業種に適用可能で、製造業をはじめ、建設業、サービス業、ホテル、レストラン、情報技術分野、医療、社会福祉、公共団体など、あらゆる分野へと広がっています。
「ISO14001」では、代表者が声明する環境方針のもとで、P (Plan)D(Do)C (Check)A (Action)のマネジメントサイクルをまわすことを規定しています。
また、『組織の活動、製品またはサービスから出される環境影響を継続的に改善するための最低限の要求事項(Minimum Requirement)』を規定しているため、
これに適合したマネジメントシステムを構築・実行・維持することは、『法的その他の要求事項を満たし、環境影響を継続的に改善する能力(マネジメントシステム)がある』ことになります。
……専門用語が多くて難しいですね。